こんにちは!行政書士のマツモトです。
本日は趣味の観葉植物からアガベのお話。
アガベをやっている人はアガベマイトやアザミウマといった害虫の名前をよく目にしますよね。
私は室内管理オンリーで、購入した株は観察してからすぐに植え替えていますし、正直関係ないと思っていました。
しかし、室内管理でも害虫は、残念ながら出てきます。
マツモト自分には関係ないと思って、植替の時もオルトランを混ぜるなどしていませんでした…
私の管理しているアガベにもアガベマイトの被害と思われる株が出てきましたので、その闘いの記録を残しておこうと思います。
私はアガベの専門家ではなく、ただの趣味人であることをご了承の上、参考にしてください。
本記事で紹介しているアグリメック乳剤やコテツフロアブルは劇物です。取り扱いには十分に気を付け、参考にする場合は自己責任でお使いください。
アガベマイトとは
まずはどんな害虫なのか、書いていきますね。
アガベマイトとは、アガベに寄生するフシダニ類とされています。
体調は0.2mmほどだそうで、肉眼ではほぼ見えず、成長点付近を好むため症状が確認できた時にはすでに株の内部まで侵攻されてしまっているというのがやっかいなところです。
アガベの細胞を吸汁するため、葉の奇形など深刻な被害が発生します。
特徴的な被害としては、アガベの葉に油じみのようなものが発生し、のちに錆のような傷が見られ、成長点の葉に奇形などが見られるようになるというのが一般的なものです。
侵入経路としては、アガベに寄生するということで、野生のアガベがいない日本においては外部から勝手に入ってくるというのは考えづらいです。
そのため、新しく購入してきた株に潜んでいたものが蔓延してしまうというのが、アガベマイトの侵入経路と思われます。
私の感覚にはなりますが、感染から症状が出るまでタイムラグがあるので、症状が出たからといってその時の直近の購入株が原因とも言い切れないとは思います。
アガベマイトの症状
ここからは、一般論ではなく、私の経験としての症状を書いていきます。
最初の異変
私の場合、株のトップスパインの部分に、なんか白くて小さいホコリみたいなのが付着しているのを発見したのが最初となります。
もしかして、虫?と思いながらも動いている様子もなかったので、少し拭く程度で放置してしまったんですよね。



のちにこのことを深く反省することになります
白いホコリのようなものを確認してからしばらくのち、今度はアガベの中心付近の葉に明らかに食われたような錆のような傷を発見しました。
これは食害だと素人の私でもわかるくらいにはっきりしたもので、これは何か対策しなくてはと思い始めます。
ただ、なんの被害なのか素人の私にはわかりませんでした。
アガベマイトなのかアザミウマなのか、カイガラムシとかなのか…
とりあえず効きそうな薬をすぐに散布していればよかったものの、なんなのかわからないということで、調べているうちにさらに日数が経過していきます…
ここで、被害のあった株の画像をご紹介します。
ショッキングな画像になりますので、お気をつけてご覧ください。


こんな傷ですね。
見事に鋸歯が食い散らかされています。
アガベマイトの被害であると推測
私が調べた限りで、この被害をアガベマイトであると推測した理由を書いていきます。
- 白い粉以外に、虫のようなものを確認できない
- 傷の形状がアザミウマの被害とは違う
- 成長点付近の被害が大きい
まず、アザミウマやカイガラムシは比較的大きいため、肉眼で確認できるとされています。
そのため小さいホコリのようなもの以外、例えば動いている虫のようなものを確認できないということでアガベマイトを疑いました。
また、アザミウマであれば擦り傷のような傷跡になるそうなのですが、私のアガベは点々と傷が入っていましたのでアザミウマではなさそうだなと。
さらに、成長点付近で被害が大きく、鋸歯が食い散らかされている点から、アガベマイトだと推測しました。
最初の対応~花いとし、ベニカX散布
最初の対応として、何はともあれ、株の隔離です。
アガベマイトは他の株にも移ってしまうため、健康な株から遠ざけます。
被害株については、アガベマイトといえばコレ!というくらいに有名な花いとしを散布しました。
これですね。
ただ、本当にアガベマイトなのかどうかまだ確信が持てませんでしたので、その後、アザミウマに対して有効なベニカXも散布しました。
こちらですね。
症状もなんだか落ち着いてきて、薬剤が効いている感じがしていました。
これで一件落着と、あの時の私は思っていました。
新たな薬剤をローテーションで散布
一件落着と思ったのもつかの間、いくつかの株に、例の白いホコリを確認。
悪夢は終わっていませんでした。
というのも、アガベマイトは成長点付近に潜んでいるため、薬剤が届きにくいのだそうです。
ここからさらに調べて対策を考えました。幸い花いとしのおかげで被害は沈静化しているので、今のうちというのもありました。
薬剤散布をローテーションで行う
有効なのは、薬剤によるローテーションとアガベの奥まで薬剤を浸透させていくこと。
そこで導入したのが
- アグリメック乳剤
- コテツフロアブル
- ダブルフェースフロアブル
これらの薬剤です。


アグリメックとコテツフロアブルについては、劇物となりますので、購入のハードルはそれなりに高いです。
私は取り扱いのあるお店で氏名と住所、連絡先を記入の上、ハンコを押して、ようやく購入できました。
保管も厳重にしなければならず、間違っても子供の手の届くことのないよう、鍵付きで保管しています。
そもそも園芸をやっていると肥料やら薬やら子供が触ったらまずいものが多いので、鍵付き保管庫を用意していたので、この辺は私はそれほど困りませんでした。
ローテーションする理由
薬剤をローテーションで使う理由です。
まず、観葉植物に害を出す多くのダニ類は卵から成虫までのサイクルが1週間から10日なのだそうで、最初の薬剤で成虫を駆除し、その時生き残った卵などからかえったものを次の薬剤で駆除していくという流れが重要です。
また、ここで同じ薬剤を使ってしまうと、抵抗がついたスーパーアガベマイトみたいなものを爆誕させてしまう可能性があるため、成分の違う薬剤を使用します。
私の場合、すでに花いとしをつかっていたので、IRACコードといわれる分類分けみたいなものがあるのですが、そこからコードの違う上記3種類の薬剤を使いました。
また、これはネット上にもこれらの薬剤が効くという情報があったからというのも大きいです。
実際の散布方法
それでは実際のローテーション散布を私がやった方法で書いていきます。
アグリメックを散布しました。
コテツフロアブルを散布。これで生き残った卵からかえったマイトもやっつけたはず
ダブルフェースフロアブルを散布。ダメ押しで対応するダニ類の幅が広いこの薬剤を散布しました。
それぞれの薬剤には展着剤としてアプローチBIを混ぜて使用しています。
展着剤は薬剤を奥まで浸透させる役割がありますので、奥に潜むアガベマイトを駆除するために採用しました。
アグリメックは浸達性があるため、アプローチを混ぜるかどうかは両論あるのですが、私は混ぜました。
散布の注意点
薬剤散布の注意点を書いていきます。
薬害に対して
薬害が出ないかどうか少しだけ使って試してみるのを推奨されていることが多いです。
が、アガベマイトでボロボロになるくらいなら多少薬害がでたところで…ということで私はもう散布してしまいました。
私の場合、薬害は出ませんでしたが、念のため、試してみてから散布することをお勧めします。
散布場所について
今回使用する薬剤には劇物もあるため、散布場所についても考えました。
装備に関しては、マスクと眼鏡でやりましたが、農薬用の防毒マスクなどもホームセンターに売っています。
散布場所として、ベランダとも考えましたが、近隣に住宅もあるため、私はお風呂場を使いました。
換気扇がありますので、換気ができるということと、散布後にがっつり水を流しながら掃除ができるという点でお風呂場を選びました。
散布にはホームセンターで購入したポンプ式の蓄圧噴霧器を使用し、規定量希釈した薬剤を散布したという感じです。
で、薬液なのですが、残ってしまうとそのまま排水溝には捨てられないので、残らないよう1ℓ作りました。
被害のひどい株について
ここまでやって、ようやく駆逐できたかなと思っています。
実際にもう大丈夫かどうかは、アガベの葉が何枚か展開して初めてわかります。
というのも、アガベマイトは成長点付近で食害するため、実際は駆除できていても駆除したすぐに展開してくる葉はすでに食害にあっている可能性があるからです。
そのため、しっかり駆除できているかどうかが目視で確認できるのは数枚展開してきたところとなります。
今のところ、私の株はわずかな傷がある葉が展開してきている状態で、鋸歯ももとの強さを取り戻しつつあります。
もうしばらく見守りたいところです。
そこで、上でも紹介した被害の大きい株をどうするかですが、選択肢はいくつかあります。
胴切りする
胴切りとは、アガベの葉を何枚が残して、横に切る方法です。
密集しているところがなくなるため、薬剤が効きやすいです。
で、残った部分の成長点をつぶしておけば、子株がはえてきます。
この子株から育てなおすということですね。
成長を促進させて、どんどん展開させる
被害のある葉を、より早く下葉にしてしまう方法です。
普段は徒長などを警戒して水やりを控えめにしているような中株から大株なんかは、水やり頻度を高めて葉の展開を早くしてしまうという方法になります。
これをやると、子株からの育てなおしより早く株の状態をもとに戻せる可能性がありますが、徒長を警戒しないような方法になってしまうため、株の形が崩れるなどの心配もあります。
私の場合は、ホワイトファイヤーなど徒長しそうな気がする株は胴切りしてしまって、もともと成長の早い狼人や小さい株は水やり頻度高めで管理するように切り替えています。
まとめ~早めに駆除してアガベを守ろう
アガベマイトはとても厄介な害虫です。
この記事のような徹底した駆除を行っても、新たに購入した株からまた再び発生したり、ぶり返したりもあると思います。
そのため、毎日とはいかずとも水やりの際などは入念にアガベのチェックをしましょう。
また、私のように違和感をいだきながらも様子見しているうちに被害が拡大してしまうということもありますので、異変を感じたらとりあえず隔離するなどの対策をした方が良いと思います。
今回対処したアガベのその後については、このブログでも紹介する予定ですので、その後が気になる方はぜひブックマーク等してお待ちいただければと思います。









