アガベの発根管理は難しい?水耕、土耕…水苔?

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こんにちは!行政書士のマツモトです。

本日は趣味で育てているアガベについてのお話。

ベアルート株って買ったことありますか?

抜き苗ともいわれますが、特に輸入されてきた植物は土がついていると検疫でひっかかるそうで、根がない状態で購入することになります。

国産であっても、子株を購入するときは発根してない状態のものもあるんですよね。

そういう時にやるのが発根管理です。

簡単にいうと、根がない植物の根をはやすための行為です。

私も最近ベアルート株を購入したので、方法をいろいろ調べてみました。

簡単にまとめるので、参考にしてみてください。

目次

アガベの発根管理、どうする?

私としては、いろいろ考えて水耕することにしました。※後日やめています。詳しくは記事後半で。

根の状態がわかりやすいし、株数がそんなにないので水耕でも管理できるかなと思ったからです。

ほかの方法もありますので、紹介していきますね。

前準備

前準備としては、方法によって違いがあるわけでもなさそうだったので、共通して書かせていただきます。

STEP
枯れた根や枯れた葉を処理する

発根の邪魔になるし、カビなどの原因になりかねないので、枯れている根をカットします。合わせて、枯れた下葉も機能してないものはとってしまいます。

STEP
殺菌&発根促進剤の塗布

ベンレートなどの殺菌剤とルートンなどの発根促進剤を塗布します。

STEP
乾燥させる

薬剤塗布後、乾燥させます。これは人によって1時間~2時間という人もいれば、2日という人もいました。

私はあまり長く放置するのが不安なので、2時間の方を採用しました。

前準備としてはこんな感じです。

ベアルート株を買ったことある人は知ってると思いますが、古い根がたくさんついたままになっていることがありますよね。

そういった根は大抵濃い茶色で枯れているので切ってしまいます。

新しい根が生えてくるのに邪魔だからという理由と、腐る可能性があるからという理由ですね。

また、この時、株本が黒くなってしまっている場合は白い部分がでるまで削ってあげるといいそうですが、切りすぎてバラバラにならないように注意が必要です。

続いて、殺菌剤と発根促進剤ですが、私はベンレートとルートンを使用しました。

調べた中ではこの組み合わせが最も多かったからですね。

ベンレートは種まき時にも使用しました。

やり方としては、ベンレート少々とルートン少々、どちらも粉末タイプを使用しているので、結構舞うので注意が必要です。

そこに水滴を数粒入れます。

トロッとした感じの液剤が出来上がったら、根や葉の処理をした株の根本に化粧筆などを使って塗布します。

すぐに水耕なりしたら、薬剤が解け出てしまいますので、乾燥させます。

乾燥の時間は人によりけりだったのですが、私は2時間程度乾燥させました。

ここからは方法がわかれるところなので、代表的なものを紹介します。

土耕

土耕は、根がない状態の株を、そのまま土に植えちゃう方法です。

用土は発根用に水はけのよい土を使うという人もいれば、いつもつかっている用土と同じものを使っているという人もいました。

基本的には水を切らさないように注意すれば、気が付けば根が出ていたということみたいなんですが、私は試したことがありません。

土耕のデメリット
土耕のメリット
  • 根の状態がわからない
  • 発根してそのまま育てられる
  • 水換え等の手間が少なく手軽
  • 材料の入手を考えなくていい

土耕のメリットとしては、土に植えちゃうわけなんで、発根後に植え替える必要がないところですね。

せっかく発根しても、その後の植替えで根にダメージを与えてしまってはかなり残念ですよね。

土耕であれば、気になって引っ張ってみるということをしない限りは、植替えで根が傷むという心配をしなくていいです。

基本的には腰水管理になるとは思いますが、水耕に比べれば水替えの手間はあまりかからないように思います。

水耕だと株のどのくらいまで水を入れる、とか気にしないといけませんが、腰水であれば鉢のどの辺まで水につけるようにするって厳密にやらなくていいですもんね。

一方でデメリットですが、これは土なわけなんで、本当に根が出ているのかどうかわからない点です。

さっき「気になって引っ張ったりしない限りは」と書きましたが、気にならない人いますかね(笑)

たくさん育てている人だったら、気が付いたら発根してたってくらいでしょう。

でも私のような初心者であったり、たくさん育てるようなスペースがない人にとっては、買ってきた株の発根状況ってめっちゃ気になるじゃないですか。

ただ、抜いちゃっていいよ!って言う人もいるので、案外と触ってもいいのかもしれないですね。

少し触ってみて抵抗があれば発根してるってことだし。

となると、一番良さそうだなと思ったのは土耕ですかね…

挿しとけば根が出るでしょってくらいの気持ちがいいような気はします。

水耕

私は最初、このやり方でやりましたね。

私のやり方は、株本部分をメネデールを薄めた水につけておくという方法です。

メネデール液でなくても、普通の水で水耕するという人も見かけました。

水耕のデメリット
水耕のメリット
  • 小まめに水替えをする必要がある
  • 発根したら植え替える必要がある
  • 水耕で発根した根は植えた後使えない?
  • 発根したのが分かりやすい
  • 空き瓶とかでいいので、調達が楽

やってみて思ったのですが、水耕は結構面倒ではあります。

気になっちゃって何回も見るので、水耕だと株の状態が分かりやすいというメリットはあります。

ただ、あまり深く水につけてしまうと、腐る原因になるということで、株本がギリギリつかるくらいがいいそうです。

また水も衛生的に保つ観点からほぼ毎日替えるという人が多いので、そのたびに水位を気にしないといけません。

慣れれば毎日のルーティンなんで別にどうということはないのですが、面倒くさがりの人にはあまり向いていない方法かもしれませんね。

また、これは検証ができてなくて申し訳ないのですが、よく目にする情報として、水耕で発根した根は弱く、植えた後は機能しないというものがありました。

仮にこれが事実だとしても、すでに発根しているので、土に植えた後もすぐ土用の根(といっていいかわかりませんが)が生えてくるはずなので、問題はそこまでないのかなとは思います。

水苔

最後に、水苔を使った発根管理です。

結構流行っているとのことですが、あまりやっている人を見かけない方法ではあります。

濡らした水苔に挿しておくという方法みたいですね。

水苔のデメリット
水苔のメリット
  • 発根したら植え替える必要がある
  • 根にくっついた水苔をはずすのが面倒
  • 水耕に比べ、手間がかからない
  • 容器を工夫すれば発根もわかりやすい
  • 水苔の入手自体は容易

濡らした水苔に挿しておくだけということで、結構手軽らしいんですよね。

試したことがないので、なんとも言えませんが…

透明容器をつかえば、比較的発根も分かりやすいと思います。

が、これは完全に個人的なイメージなのですが、なんかムレそう…

風を回してあげればいいのかもしれません。

また、発根した根にくっついた水苔をはずすのが面倒くさいという声も結構ありましたね。

とはいえ、水苔で発根した根は土耕に近いものがあるようで、もしかしたら発根して植え替えた後の育成もスムーズかもしれません。

一回は試してみたいなと思う方法です。

チャコボール

最近話題(?)のチャコボールという用土を使っての発根管理です。

土といっていいのかわかりませんが、炭をセラミックでコーティングして乾燥したものだそうで、見た感じはハイドロボールを使った水耕栽培みたいな見た目ですね。

チャコボールのデメリット
チャコボールのメリット
  • 地方により、材料の入手が難しい
  • 比較的コストが高い
  • 土耕のようなしっかりした根が出やすい
  • 方法自体は手軽
  • 土耕に比べて抜いてみるというハードルが低い(?)

実はチャコボールの発根管理はすごく興味があって、やってみたかったんですよ。

ただ、私の地方では売ってるところがないんですよね…

検索したところ、カインズというホームセンターで売ってるみたいなんですが、残念ながらカインズないんですよね、私の地方…

園芸店でも取り扱っているところがあるみたいですね。

あとは通販かなと思いますが、送料がかかってしまって、ただでさえちょっとコストがかかっちゃうなと思っているのに、そこまでするなら土耕でいいんじゃないかと思ってしまいます(笑)

ただ、発根しやすいだったり、根の確認もしやすいだったりという話を聞きますので、すごく興味のある発根管理方法です。

全体的な注意点

アガベの発根管理で、いずれの方法でも見られたトラブルは、カビの発生です。

※チャコボールでは、カビが発生したという報告を見つけられませんでしたが、そもそも報告例が少ないため、チャコボールがカビにくいとは現時点では言い切れないかなと思いました。

特に水耕と水苔を使った発根管理では、カビが発生したという話をよく目にしました。

土耕においても、消毒を省略した結果、ムレてカビてしまったという情報もありました。

カビの対策ですが、やはり最初の消毒と、ムレないようにサーキュレーターなどを使って空気を循環させることでしょうか。

カビを発見したら、その部分は取り除いて、再び消毒からやるとよいようです。

私も水耕をしていて、ちょっと怪しい株があるので注意深く見守ることにします…

また、ベアルートであった期間がながいアガベは発根に手こずる傾向にあるようですね。

アガベはかなり強い植物なので、カビ等に気を付けていれば、いずれの方法でもいつかは発根するとは思います。

3か月で発根したという例もありますし、気長に待つことも必要みたいです。

発根に長期間かかる株もあるので、下葉の処理は完全に枯れている株にとどめた方がよさそうです。

下葉が生きている場合、長期間発根していなくても生き延びられますが、葉が少ないとそれだけ発根するまで持ちこたえられる期間が減ってしまいかねませんので…

実際に発根管理に挑戦してみる!

さて、情報ばかりではつまらないので、私(初心者)の発根管理を実際に書いていきます。

初心者すぎて、途中失敗もしていますが、他人の失敗談って結構参考になりませんか?

そんなわけで失敗した過程も含めて書いていきますね(笑)

発根管理に初挑戦したのは、こちらの白鯨(?)です。

なんで(?)としたかというと、フリマアプリで購入したため、本当に白鯨かどうかは素人の私では判断できないからです(笑)

この株は最初、たくさん根がついていたのですがすべて枯れていたベアルート株でした。

上でも書いたように、発根がわかりやすい水耕に挑戦しています。

前情報から、枯れた根と下葉は処理したのですが、この株は株本が黒くなっているのに怖がって削らなかったんですよね。

そのせいなのか、2週間ほど、全然発根しませんでした。

発根しないだけなら、普通にまだ待ってもいい期間なのですが、株本からふわふわした白いものが見えるようになってきました。

うん、カビですね…

これはちょっとまずいなということで、取り出してかびた部分を切り、やはり黒い部分は切ってしまって白い部分を露出させることにしました。

こんな感じでかなり黒いんですよね。

カビの発生は上の画像ではわかりませんが、実際水に入れると白いカビを確認できました。

毎日観察していたので、すぐ気づけたのはよかったと思います。

殺菌のために火であぶったカッターを使い、カビた部分と黒い部分を取り除きました。

すみません、ピントが合ってなかったですね…

これで正解なのかはわかりませんが、綺麗になりました。

株自体も、腐ってないようでよかったです。

ここから、ベンレートとルートンを塗布していきます。

こちらを容器に入れて、水をたらします。

どちらも白い粉なので見分けられないと思いますが、すでにどっちも入れています。

これに水を数滴たらして、百均で買ってきた化粧筆で解き、切り口に塗布しました。

このあと乾燥期間なのですが、今回は3日ほど置くことにしました。

今回カビちゃったので、長めに乾燥期間をとりました。

次に、再び水耕にするか方法を変えるか考えました。

水耕で根が出にくかった株だし、またカビてもいやなので方法を変えることにします。

土耕にするか、水苔にするか…

私は仕事上、家を数日空けることもありますので、土耕は向かないんじゃないかと思います。

というわけで、水苔でやることにしました。

まだどうなるかわかりませんが、結果はこの記事に追記する形で書いていこうと思います。

それでは今日はこの辺で。

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